初演時期
ピアノ協奏曲第1番をのぞく3つの協奏曲と交響曲4つの初演日を列挙する。
- 交響曲第1番 11月4日 カールスルーエ
- 交響曲第2番 12月30日 ウイーン
- ヴァイオリン協奏曲 1月1日 ライプチヒ
- ピアノ協奏曲第2番 11月1日 ブダペスト
- 交響曲第3番 12月3日 ウィーン
- 交響曲第4番 10月25日 マイニンゲン
- ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 10月18日 ケルン
ヴァイオリン協奏曲を例外として全て秋だ。完成はその年の夏である。夏の滞在先である避暑地で完成し、その年の秋に初演されていることになる。
会場の予約が心配になる。現代日本で大きな会場を良い日で押さえようと思うと、半年前では心許ない。おそらく完成を見込んで会場を押さえてあると解したい。
最初の第一交響曲でさえ、ブラームスの地位は万全だった。音楽界の重鎮が満を持して放つ大作という位置づけが揺らいだことは一度も無いと考えるべきである。
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