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2010年12月 1日 (水)

ボストンの栄誉

1866年10月11日米国はボストンでブラームスの弦楽六重奏曲第2番が初演された。米国初演ではなく、世界初演だ。演奏はメンデルスゾーン五重奏団らしい。米国初演が欧州初演より早い例、つまり世界初演になっているケースは、1855年11月27日ニューヨークでのピアノ三重奏曲第1番初版とこのボストンだけだ。ニューヨークでのピアノ三重奏曲第1番の初演は、まだ海の物とも山の物ともわからない駆け出しのブラームス作品を前に、腰が引けた欧州を出し抜いたニューヨークのファインプレーである。

このボストンは少々事情が違う。

楽譜は1866年の4月には出版されていた。だから1866年の秋が楽譜刊行後初の演奏会シーズンだ。ブラームスの名声は少しずつ上がって来ていたから。出来たての新作をシーズンの開幕早々に取り上げようという試みは十分あり得る。現にボストンの初演からわずか9日後に、スイス・チューリヒでこの六重奏曲の欧州初演があった。タッチの差である。

マッコークルで不明扱いの中に、「本当は米国が初演」というケースがあるかもしれないから、あまり威勢のいい断言は出来ないが、少なくとも現段階での公式記録上は、この時のボストン以降、ブラームス作品の世界初演が米国で行われることが無くなった。ブラームスの名声が上がりに上がってしまい、作るそばから欧州で初演というルーチンが出来上がってしまったと解したい。

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