ジョーク
欧米においては必須の話術。
見知らぬ紳士がすれ違いざまにジョークを交換するということも少なくない。欧米の映画ではシリアルな作品にもジョークが盛り込まれるのが普通だ。ジョークで爆笑を期待するのは野暮というものだ。「私はあなたに危害を加えません」という意味があると見た。一国の元首の演説にさえジョークが盛り込まれる程だ。実は日本でも話の最後にサラリと発せられる気の利いたジョークは、オチと呼ばれて珍重される。
ブラームスの伝記を眺めていても、ジョークが頻発している。
寒いモノも散見されるが、微笑ましいモノや辛辣なものなど品揃えは豊富だ。頭の回転が速く機転が利くのだと思う。
羨ましい。日本ではジョークの伝統が浅いから、下手に真似をしようと力むと単に寒いだけになりかねない。寒いにとどまらず変な誤解が起きてブログ炎上の危険も小さくない。出し手も受け手もジョークに慣れていないのだ。
とはいえブログの記事の最後は、ニヤリとさせられるかどうかが問われる小さな戦場である。
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