ライプイヒ初演
1877年1月18日交響曲第1番のライプチヒ初演があった。
クララ・シューマンがブラームスの第1交響曲を初めて聴いたのがこのときだとされている。草稿の段階では目を通していたし、ピアノ連弾版の試演も経験済みだったに違いないが、現実にフルオーケストラで鳴るのを初めて聴いたとされている。1868年の「ドイツレクイエム」初演に続いて、またしてもロベルトの予言が現実になったと感じたに違いない。
終楽章、歓喜の主題を導く「Piu Andante」は、まさにクララの誕生日に贈られた旋律だ。クララがそこに込められたメッセージを感じ取れないとは考えにくい。
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