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2011年2月 7日 (月)

為替差損

通貨間の価値の違いから、商取引上発生する損くらいの意味か。

1871年統一ドイツの出現で登場した通貨がマルクである。1875年以降ブラームスが没するまで、ほぼ作品の出版を独占したジムロックは、ブラームスへの原稿料をマルク建てで支払った。通貨としてのマルクが強かった証拠だと推定した。

ピアノ協奏曲第1番初演の失敗で腰の引けたドイツ系の出版社を出し抜いて、声楽作品を中心に、数多くの出版を手がけたリーターヴィーダーマン社は、スイスの出版社だが、ブラームスへの原稿料の支払いは、フリードリヒスドールと呼ばれたプロイセンの金貨だった。1871年マルク出現後に刊行されたop57とop58の両歌曲集についてもフリードリヒスドールで支払っている。ジムロックが支払いにフリードリヒスドールを用いたのは1868年刊行のop46からop49までの歌曲集までだ。

ドイツ統一によって出現したマルクが強い通貨だったとした場合、ドイツ以外の国の出版社が、マルク建てで原稿料を支払うと、為替差損が発生すると思われる。スイスの出版社リーターヴィーダーマン社が1871年のマルク出現後も支払いにマルクを用いていないのはそのためではあるまいか。

ブラームスがマルク建ての支払いを希望したとすると、ドイツ以外の出版社が不利を被ることになる。ドイツレクイエムの出版を任されたほどのリーターヴィーダーマン社が、「8つの歌曲」op59を最後にブラームス作品の初版出版が無いことと符合する。

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コメント

<田中文人様

けして驚かすつもりはないのですが。。。

ほぉーーーっっ! って思わず声を上げました(笑)。

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