版権買い取りの範囲
昨日の記事「版権」で、ジムロック社がブラームス作品の版権をブライトコップフ社から買い取ったと書いた。1月29日の記事「初版刊行ランキング」で申せば、首位のジムロックが、3位のブライトコップフから版権を買い取ったという図式だ。
ブラームス作品の出版独占を目論むジムロックは、ブライトコップフ以外の出版社には版権の買い取りを申し入れなかったのだろうか。
先のランキングで2位のリーターヴィーダーマン社は、初期の重要作品の初版を手がけているから、独占を狙うジムロックにとっては目の上のたんこぶだろう。
ゼンフ、シュピーナ、ペータースなど少ないながらも版権を有する出版社はあったはずだ。どうしていたのだろう。
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