半旗
旗の掲揚の方法。弔意を表する手法の一つである。一旦旗ざおの頂上まで上げてから、中ほどまで降ろす。回収の時はその逆で、旗ざおの頂上まで上げてから降ろすという。
重要人物の死去の際に見られる。
1897年4月4日だから、ブラームス死去の翌日、ブラームスの故郷ハンブルクでは停泊中の船が全て半旗を掲げたという。ドイツ最大の港町だから相当な数の船舶でにぎわっていたに違いない。外国籍の船も少なくはなかろうが、ハンブルクの港湾当局は半旗掲揚を発意し、みながそれにしたがったということだ。ハンブルク出身にして名誉市民、欧州屈指の作曲家の死を、街全体で惜しんだのだ。
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