CBS
「Chiba Bravo Service」の略。私が在籍していたころ、大学オケにあったとされる実態不明の組織。定期演奏会でメインプログラムの演奏終了と同時に「ブラボー」を叫ぶ「サクラ」の集団のことらしい。
主にメインプログラムに出番の無い1年生の仕事である。客席に紛れ込んで「ブラボー」を叫ぶのが任務だ。後で演奏会の録音を聞いて、出来を議論した。終止和音の鳴るかならぬかのうちにオフサイドスレスレで叫ぶことは当然イエローカードの対象である。声の朗々たるトーンを自慢する奴など様々だ。何故か女性はいなかった。
弦楽器の人間は、初心者でも大抵冬の演奏会には出演するので、入学間もない6月の夏の演奏会が見せ場になる。演奏会当日の裏方の役割によっては出来ないこともある。私の場合1978年6月の第43回定期演奏会がチャンスだった。伊福部昭「交響譚詩」、モーツアルト「交響曲第40番」と続いた後のドヴォルザーク交響曲第8番の後だ。終わりがとても華々しいのでタイミングは簡単な部類だが当日はステージマネージャー補助で舞台袖に待機だったので叫べなかった。
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