名誉市民
1889年5月23日。ブラームスはハンブルクの名誉市民に選ばれた。今日は記念日。
ブラームスはそのお礼にop109をハンブルク市長カール・ペーターゼンに献呈している。娘のトニー・ペーターゼンとはその後も親しく文通している。
議会の説得など難題はあったらしいが、裏で画策したのが友人のハンス・フォン・ビューローだった。第4交響曲の演奏に際して発生した行き違いが原因でマイニンゲン宮廷楽団を辞していたビューローが当地ハンブルク歌劇場で指揮者をしていたのだ。
ビスマルクやモルトケ将軍もハンブルク名誉市民に列せられているが、この2人はハンブルクの出身ではない。ブラームスはハンブルクの生まれだから感激もひとしおだろう。
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