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2011年6月 3日 (金)

ハンブルクとブレーメン

長男はJリーグ同様外国のリーグも大好きでよく応援している。同じ街に本拠地を置くチーム同士の対戦はダービーと呼ばれて、特に熱狂的だという。その他伝統的にライヴァル意識が高く、古くから好敵手同士だったチームの対戦はクラシコと呼ばれている。

ドイツ・ブンデスリーガでは、ハンブルクとブレーメンの試合が盛り上がるらしい。なるほど、どちらもハンザ同盟の中心都市で、北海バルト海の貿易の覇権を争ってきた歴史がある。大河に面した河港都市という共通点もある。

ブラームスの故郷はハンブルクだ。ドイツレクイエムで作曲家としての地位を不動のものにした。1868年4月10日の初演はなんとブレーメンだったのだ。現在もなおお互いをライヴァル視する競争の相手に、ドイツレクイエム初演の栄誉をさらわれたのだ。

初演の日、ブラームスの新旧の知人がほとんど顔を揃えたという。故郷ハンブルクからはなじみの女声合唱団のメンバーが演奏に参加した。聴衆の中にもハンブルクから駆けつけた人もいた。ブラームスの父がその筆頭である。ドイツレクイエムの初演がブレーメンで行われたことに不快感は無かったのだろうか。「なんでよりによってブレーメンやねん」といったところだ。

肝心要のドイツレクイエムがブレークしたから、ハンブルクの不覚がいっそう際だってしまう結果になった。

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コメント

<田中文人様

はい。そのブレーメンがハンブルクの火災に際しては率先して救援活動を行ったこと既に申し上げたとおりです。

都市の対抗心という観点が新鮮です。

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