MEMBRAN
ドイツのレーベル。中古CDショップを徘徊していてお宝を発見した。ドイツMEMBRAN社製の「ドイツ民謡集」全10枚組だ。価格は1050円。速攻ゲット。
聴いてみる。全部で155曲のドイツ民謡が収録されている。未知の作品もかなりあった。何より面白いのは演奏家だ。全部で20組ほどになる。このレーベルが版権を持つ録音の中から「めぼしいドイツ民謡を集大成しました」という感じだ。解説書が読めない、録音が一部古いという難点はあるが、お買い得だった。
アカペラあり、ピアノ伴奏あり、オケ伴ありで飽きさせない。往年の大ソプラノ・シュワルツコップも歌っている。コロラトゥーラをちりばめた歌い崩しが微笑ましい。「Es stehen drei Birken auf der Heide」という作品があった。「Birken」は「白樺」で、「Heide」は「荒野」だからぎょっとした。ロシア民謡「白樺は野に立てり」を思い出したが旋律は全く別物だった。
特にお宝はウィーン少年合唱団」の歌う「Kein schoner Land im diese Zeit」(美しき谷間に)が聴けたことと、「Wach auf mein herzen Schone」が聴けたことだ。後者はブラームスが5通りの編曲を残した佳曲だが、ここで聴けるのはブラームスの5種類とは別の編曲だ。
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