ブラームスゆかりの街
ブラームスの伝記に深く親しんでいると、ブラームスと特に関係の深い街があるとわかる。ブログ「ブラームスの辞書」ではこのほど以下の通り「ブラームスゆかりの街30選」を選定した。
- ハンブルク ★★★★★ ブラームスの故郷。1862年29歳でウィーンに出るまでこの街で過ごした。名誉市民でもある。
- ウィーン ★★★★★ 1862年から1897年に没するまで35年過ごした。1年のうち4ヶ月は避暑のためにウィーンを離れるものの蜜月関係は疑えず、中央墓地に埋葬されている。
- デュッセルドルフ ★★★★☆ 1853年二十歳のブラームスがシューマン邸を訪問して音楽史が変わった。シューマン投身の報を聞いてブラームスが馳せ参じた街。
- イシュル ★★★★☆ 避暑地として最多の滞在。楽壇の重鎮はここでも人気者。
- フランクフルト ★★★★クララシューマン臨終の地。クララの家で最後の対面が実現した。
- バーデンバーデン ★★★★ クララの別荘があった。1862年から10年間ほぼ毎年訪れた。イシュルと双璧をなすお気に入り。
- ブレーメン ★★★★ ドイツレクイエム初演の地。
- ペルチャッハ ★★★★ 第2交響曲作曲など一連傑作群を生んだ。
- ゲッティンゲン ★★★☆ ヨアヒムと学びアガーテと出会う。
- デトモルト ★★★☆ クララの斡旋によるはじめて就職した宮廷。
- マイニンゲン ★★★ 第4交響曲初演。宮廷楽壇の機能を丸ごと貸与したビューローの功績とともに。
- ボン ★★★ シューマン夫妻埋葬の地。エンデニヒにも近い。
- カールスルーエ ★★★ 第一交響曲初演。「宮廷劇場」
- ライプチヒ ★★★ ピアノ協奏曲第1番不評。クララの父にも会っている。
- カルロヴィヴァリ ★★☆ 肝臓の治療に訪れた。
- ブレスラウ ★★☆ ブレスラウ大学より名誉博士号受諾。
- ミュルツツーシュラーク ★★☆ 第4交響曲作曲。火災の救援に参加。
- トゥーン ★☆3度の夏を過ごしたスイスの保養地。
- ヴィースバーデン ★☆第3交響曲作曲の地。
- ザスニッツ ★☆ 第1交響曲作曲の地。
- プレスバウム ★ ピアノ協奏曲第2番作曲の地。
- トゥツィング ★弦楽四重奏曲第1番2番作曲の地。
- ブダペスト ★ マーラーのドンジョヴァンニを聴いた。
- ハノーファー ★ シューマン投身の報をココで受ける。
- リューデスハイム ★ベッケラートの家がある。
- ケルン ☆ ダブルコンチェルト初演。
- グムンデン ☆ 初のブラームス博物館。
- ベルヒテスガーデン ☆ 大学祝典序曲ピアノ版初演。相手はクララ。
- リシュリコン ☆ 第一交響曲を作曲。
- ワイマール ☆ リストの前で居眠りしたという。
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