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2011年7月30日 (土)

市営切手

切手は近代郵便の象徴だ。「代金先払い済み」を証明する紙片である。発祥は1840年の英国。ドイツ帝国成立前のドイツ語圏ではあったが、諸領邦は続々と切手の発行に踏み切った。ドイツ語圏初の切手は1849年11月1日のバイエルン王国。翌年6月1日にはオーストリアがこれに続く。プロイセンは11月15日に発行にこぎつけた。

ハンブルクは、当時も今も自由ハンザ都市として自治独立を貫いているから、1859年1月1日に切手を発行する。つまり「市営切手」だ。ブレーメンやリューベックも「市営切手」を出していた。

ロベルト・シューマン没後の充電期間真只中のブラームスは、まだ生活の本拠をウイーンに移していなかった。とはいえ、作品の出版が軌道に乗り始めていた時期だけに、出版社との間に膨大な通信事務が発生していた。これに加えてクララやヨアヒムなど友人たちとの情報交換もあったから、メール時代に生きる我々よりも郵便の重要性は高かった。貼り付け用の裏面のノリや、切り離しに便利な目打ちは既に一般化していたという。

ブラームスがハンブルク市発行の切手を使っていたことはほぼ確実。

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