女声合唱のための日曜日
「Sontag」op47-3は、ブラームス歌曲に初めて触れた思い出とともに不滅になっている。最近、ハンブルク女声合唱団について調べていて興味深い発見があった。
ハンブルク女声合唱団のレパートリーに「Sontag」があるのだ。ソプラノ2部とアルトのための女声三部合唱だ。テキストの歌い出しがop47-3と同じだ。ブラームス本人による編曲であることは間違いないとほくそえんだ。
ところが、念のために「5つの歌曲」op47の出版年を調べて驚いた。1968年の出版だ。ハンブルク女声合唱団での活躍は1861年、遅くも1862年春までだ。元々ハンブルク女声合唱団のために書いたものをあとから独唱用に編曲したと見るべきだ。女声合唱版はアカペラだから、日曜日独唱版の可憐なピアノ伴奏は後からつけたということだ。
マッコークルをよく見ると「5つの歌曲」op47の末尾に譜例付きで載っていた。1968年米国で出版されたと書いてある。楽譜があるのだ。
今日は日曜日というささやかなこだわり。
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