ミントマーク
貨幣の鋳造所を示す固有記号。アルファベット1文字で鋳造所の所在地を表す。貨幣にそのアルファベットが刻印される場合がある。ドイツは以下の通りである。
- A ベルリン
- D ミュンヘン
- F フランクフルト
- G カールスルーエ
- J ハンブルク
いやはや難解だ。フランスではパリを「A」で表すから、「A」は首都かとも思うが、イタリアやスイスは「R」と「B」でそれぞれ「ローマ」と「ベルン」を示すので「首都=A」ともいえない。
アメリカは単純で「P:フィラデルフィア」「S:サンフランシスコ」「D:デンヴァー」という具合に都市名のイニシャルでOKだ。それだけにドイツの難解さが際立つ。都市名のイニシャルでいいのは「フランクフルト」だけだ。
とはいえコイン収集の業界では、ミントマークによって取引価格に差が出るといわれている。ハンブルクの「J」が「ヨハネス」の頭文字などというオチは虫が良すぎよう。しかし、どうせ小遣いをもらうなら「J」のミントマークがいい。
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