民謡のタネ本
ブラームスが取り扱ったテキストのうち民謡起源のものが少なからず存在する。多くは既存の民謡集だ。編者名のアルファベット順に列挙する。
- Ammerbach,Elias Nikolaus 「ドイツの書棚」 1曲op43-3だけ。
- Arnim/Brentano 「少年の不思議な角笛」 8曲
- Arnold,Friedrich Wilhelm 10曲
- Becker,C.F. 「過去100年の歌と旋律」 5曲
- Berg und Newber 「68の歌」 1曲op66-5だけ。
- Corner,David Gregor 「大カトリックの讃美歌集」 6曲
- Haupt/Schmaler 「ヴェンド民謡」 1曲op43-1「永遠の愛」だけ。
- Herder,Gottfried 「諸国民の声」 4曲
- Hofmann von Fallersleen,Heinrich 「16~18世紀の民衆歌」 1曲op28-1だけ。
- Kretzschmaer/Zuccalmaglio 「オリジナルの旋律によるドイツ民謡集」 160曲
- Meister,Karl Severin 「カトリック教会歌」 1曲WoO36-1だけ。
- Mittler,Franz L. 「ドイツ民謡集」 3曲
- Muller, Wilhelm 3曲
- Scherer,Georg 「ドイツ民謡集」 6曲
- Simrock,Karl 「ドイツ民謡集」 2曲
- Uhland,Ludwig 「古い高地ドイツと低地ドイツの民謡集」 6曲
- Wenzig,Joseph 「スラブ民謡集」 12曲
これらはテキストのみ引用し旋律はオリジナルで作曲したものと、テキストと旋律を引用し和声と伴奏をブラームスが付けたものとに分かれる。前者には作品番号opを付与し、後者には作品番号を付けなかった。ブラームスの子守唄で名高いop49-4は面白い。1コーラス目は上記の15番ジムロックから採用し、2コーラス目は上記14番シェーラーから採った。
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<てぃんぱにゃー様
お盆の連休中にせっせと作業していました。一部のブログパーツを撤去し、おみくじとカウンターを改訂して並び順も変えました。
ホンの気分転換でございます。
「民謡特集」にもご声援ありがとうございます。12月まで続く予定です。
投稿: アルトのパパ | 2011年8月20日 (土) 20時21分
ちょっとPCの調子が悪くて再起動したら…すごい変わっててびっくりwww
ステキです。
新特集「民謡」も、さっそく興味深い感じで、またじっくり読ませて頂きます!
投稿: てぃんぱにゃー | 2011年8月20日 (土) 19時55分