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2011年9月12日 (月)

文化祭のはしご

一昨日、昨日と娘たちの高校の文化祭に出かけた。

一昨日は長女。彼女の学校は県立高校の中では文化祭のノリが図抜けている。2日目の昨日は午前中に来場者が2000名を超えて安全対策として入場制限を実施し、外に300名が待つ事態となったらしい。一部では受験レースでの出遅れも心配されている。長女は3年生だから最後の「りんどう祭」だ。クラスの出し物は劇「Cat in the red boots」。夏休み前から準備は夏の暑い中もずっと続けられていた。長女は小道具と衣装係りとして小物の調達に明け暮れていた。祖母に教わりながらミシンかけに精を出していた。

初日の初回公演を観た。会場もプログラムも脚本もオリジナル。長女は小物調達の他にも、町娘役で踊りの出演まであった。予想以上の出来。高校生の気迫はものすごい。これが演劇部でも何でもない普通のクラス劇だということがすばらしい。そういえばこの夏我が家で仕上げたドレスやズボンがあちこちで活躍していた。主人公のネコの衣装は我が家で作ったものだ。家では滅多に見せないようなとびっきりの笑顔での町娘の踊りが何よりの収穫。思えば3年前の夏、中3で観た文化祭の迫力に圧倒されたことがこの学校を志望する強烈なモチベーションになった。これが学校の伝統なのだ。日常の教室が2日間だけ非日常の舞台となる。およそ60分の公演を2日間で7回こなすエネルギー。ステンドグラス、レンガ、プランター、衣装、大道具、小道具、全部手作り。精巧なプログラムだけは印刷屋さんにお願いしたらしい。そこで繰り広げられる阿吽のドラマ。クラスメートとの強力きわまる連帯。見事狙い通りの「りんどう大賞」に輝いた。いわば「最優秀出し物賞」だ。おめでとう。

そして昨日は次女の高校の文化祭に出かけた。もちろん目的はオケなのだが、席確保のために早く出かけ合唱団の演奏から聴いた。この演奏がまたすばらしかった。オランダ人作曲家によるコンクールの課題曲らしい曲、冒頭いきなりの見事なハモリで引き込まれた。筝曲部による琴とのジョイントもサプライズ。最後の八木節の切れ味も抜群。いかにもブラームスが喜びそうな31名の乙女による女声合唱だった。マジでブラームスを歌って欲しくなった。

いよいよオケ部の出番となって、早出の席確保が正解だったと判明。客が続々と押し寄せ、両脇の立ち見に加え通路まであふれんばかり。ハープやコンバスの後ろに補助いすまで登場。500名を楽々超える大入りだ。出し物は以下の通り。

  1. 歌劇「カルメン」より「闘牛士」
  2. ショスタコービッチ:交響曲第5番第4楽章
  3. カバレリアルスティカーナ「間奏曲」
  4. 「オーメンズ」
  5. ファリャ「三角帽子」から「終幕の踊り」

ここでのサプライズはキレッキレのショスタコ。いやいやすごい。個人練習を家で聴いていたが、全体として野心溢れる出来。一ヵ月後のコンクールを目指すようだ。チェロと金管楽器にもう一歩芯が通ればワンランク上に行ける。「闘牛士」はホンの小手調べ。ショスタコ一転のカヴァレリは、おそらく十八番だ。しっとり系は安心して聴いていられる本拠地のよう。ファリャが一ヶ月前よりうまくなっていて驚いた。より交通整理が進んだ感じ。

いつも感じることなのだが、受付、セッティング、進行の諸面において相変わらずキビキビで清涼感にあふれていた。空調の不調と大入りでの蒸し暑さを忘れさせてくれる。入場無料でこの水準の演奏だ。鈴なりの盛況もうなずける。娘の高校にこんな立派なオケがあって、親としてサポートできる幸せは何にも代えがたい。愛するオケを本拠地で聴く幸福。

次女はと申せばステージのほぼ中央、セカンドヴァイオリンの3プルト目裏で、キャピキャピと弾いていた。おそらくブラームスのご加護のおかげ。指揮者越しに次女と相対する場所だったから、次女が時折指揮者に投げる視線の鋭さがいやでも目に入る。加えてコンマスやパートリーダーにも視線を送る。ボウイングの躍動感には胸が熱くなる。時々見せてくれるシャープな譜めくりも秀逸。演奏後の柔和な笑顔との落差に陶酔した。

なんだか濃い2日間。親バカモードで「民謡特集」に無理やり割り込んで間もなく芸術の秋。

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