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2011年9月20日 (火)

名人歌手

9月17日の記事「ゲルネ爺さん」で、数多くの歌を歌える者が英雄視されたと書いた。つまりは広いレパートリーだ。彼らのことがしばしば「名人歌手」と言い回されているが、他にもいくつかの要件が書かれている。

英雄視されるためには、驚くほど多くの歌を諳んじていることが必須なのだが、それらを実際に歌として披露する際の技巧も求められていた。当然といえば当然の話だ。さらに集まった聴衆の気持ちを推し量った上で、テキストの内容を即興的に変える能力も必須だったとされている。祭りの集まりなのか、婚礼の集まりなのか、長老の誕生日なのかで、テキストを歌い崩すのも能力の一つだった。音節と音符の数が大きく違っても、即興的なリフレインや、装飾音符の挿入により、全体を破綻なくとりまとめることで、さらに喝采が高まるというものだ。

同じテキストを5通り6通りの旋律で歌うという芸当も日常茶飯だった。ゲルネ爺さんはピンク牧師の前で、「こうも歌う」「こうも歌う」と言いながら同じテキストを次々と別の旋律で歌った。

新しい歌を覚えて来て、村人に伝えるのも名人歌手の役目だった。近隣の街に出かけては歌を覚えて帰った。村を訪れた行商人や旅人が、聴き慣れぬ歌を歌っていれば、いち早くそれを覚え込んだ。

教会におけるコラールの唱和とは別の次元で、村人の音楽ライフを支えていたと考えてよい。

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