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2011年9月 9日 (金)

民謡収集の担い手

ドイツ民謡の収集活動の実態について調べていて興味深い事実に巡り会った。エルク以前に民謡の収集に携わったのは以下の面々だ。

  1. ヘルダー 
  2. ゲーテ
  3. ウーラント
  4. アルニム
  5. ブレンターノ
  6. グリム
  7. ファーラースレーベン

すぐに気付くのは全て詩人または文学者だということだ。これらの人々による民謡の収集は、なんとテキストだけに限られていた。民謡集と題されていながら楽譜が添付されていないと言うことだ。現代の民謡学の常識ではテキストと旋律が密接不可分とされているから少々意外な気がする。この現象は19世紀初頭までの民謡収集は、ロマン派文学運動の一環だったからと説明されている。

ブログ「ブラームスの辞書」でたびたび言及しているルートヴィッヒ・エルクは、民謡収集の現場に始めて足を踏み入れた音楽家だと位置づけてよい。エルクの功績はテキストと旋律を公平に扱ったという点にある。ブラームスが生きた時代はそういう時代だった。

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