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2011年11月12日 (土)

Das Liederprojekt

本日のタイトルはちゃきちゃきのドイツ語だが、和訳が要るとも思えない。ドイツに伝わる愛唱歌の集大成を試みるプロジェクトだ。

コルネリウス・ハウプトマンという歌手の発案で、CarusというレーベルとSWRという放送局がタイアップして始まった。ドイツ中の一流演奏家を集めて「子守唄」「民謡」「子どもの歌」「クリスマスソング」を集大成するという試みが2008年に立ち上がった。

歌手のみならず伴奏者にも一流どころを集めるほか、合唱や重唱の団体も参加する。出来る限り最新のアレンジを用い、最新の録音をする。成果は書籍、CD、ネットなどのあらゆるメディアから発信される。CDの売り上げ1枚ごとに2ユーロがチャリティに回る。

我が家には「民謡」の1巻と2巻がある。これだけで62曲の民謡の集合。ほぼ一組1曲の参加だ。圧倒的な楽しさ。こういうことに対する徹底ぶりはさすがにドイツ人だ。著名な歌手たちが手弁当で参加して嬉々として歌っている感じ。ヴァイオリンやファゴット、アコーディオン、ヴィオラダガンバなどの楽器だけの演奏も混じっている。無理やりどれか1曲といわれれば、迷った挙句に「菩提樹」。1巻に収められていた「Calmus ensemble」の演奏を選ぶ。気が利いた編曲もなのだが、ハーモニーの超絶さが何より。少々大げさに申せば「菩提樹」観が変わるという感じ。先に紹介した彼らのCDには収録されていないからいっそう貴重。

1枚2500円だが分厚い冊子がついていて貴重な情報のヤマ。ドイツ語と英語のテキストだが電子辞書片手に何とか意味がわかる。どうやら3巻も出ているらしいが未入手。原則新アレンジなのだが中には既存アレンジの曲もある。

  1. Da unten im Tale WoO33-6
  2. Wach auf,meins Herzens Schone WoO35-7
  3. Ich fahr dahin WoO32-17
  4. Feinsliebchen WoO33-12
  5. Die Schwalble ziehet fort op7-1
  6. Der Gang zum Liebchen op48-1
  7. Schwesterlein WoO33-15
  8. Des Abend WoO35-12

62曲中上記8曲においてブラームス編曲版を採用している。いわゆるクラシックの作曲家では図抜けた量で、民謡の大御所ジルヒャーに匹敵する。別CDの「子守唄編」には「子守唄」や「砂の精」が入っている。プロジェクトの主旨を考えるとき、8曲もの大量採用をブラームスは心から喜ぶと思う。

最後に肝心なこと。聴いていて楽しい。これが何よりだ。上記3番は記事「民謡ベスト10」で1位に輝いた曲「別れの歌」だ。WoO32-17という没後出版のバージョンで聴けるとは、これだけで2500円の価値がある。しかもそれはピアノ伴奏をヴィオラダガンバアンサンブルに差し替えている。

2枚購入済みに私は4ユーロの寄付というわけだ。

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