南に向かって
「Nach Suden nun sich lenken」というタイトルの学生歌だ。学生歌の情報を集めていてもドヴォルザークの関与が確認出来ないと書いた。本日は苦し紛れの言及。これがドヴォルザークに学位を授与したプラハ・カレル大学の学生たちの愛唱歌だった。「プラハ学生の歌」とも称されている。
テキストはヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ(1788-1858)の「のらくら者」の第9章から採られたものだ。プラハを後にして放浪の旅に出るときの歌である。ハイデルベルクで哲学を修めた後、ウィーンやパリに放浪の旅に出た。ブラームスの歌曲にもいくつか採用されている。
しかし、学生歌の世界ではどうもドヴォルザークネタは膨らみそうもない。
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