大学進学率
適齢期の青少年がどれだけ大学に進学するかという数値。現代日本では50%少々だ。韓国は80%超えとも聞く。ドイツは日本と似たり寄ったりでやや少ない程度らしい。
学生歌特集の主役は大学生たち。ブラームスが生きた時代の大学進学率を調べた。およそ5%弱だった。現代の10分の1だと思っていい。女性の進学者はゼロに近いなかでの数字だ。
私自身がブログの「学生歌特集」でどれだけ舞い上がろうとも、けして忘れてはいけない数値だ。ドイツの有名人に学士会出身者がどれほど混じっていようとも、進学率4%の中での話である。それでも欧州の大学には長い歴史がある。社会の中核を担う層に無視できぬ大学経験者がいることもまた事実。
そうした風土の中で大学祝典序曲が放たれたということを今一度見つめ直すための特集である。
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