ファーラースレーベン
Heinrich Hoffmann von Fallersleben(1798-1874)はドイツの詩人文学者。というよりも現ドイツ国歌の作詞者として名高い。大戦後は3番が歌われている。民謡や学生歌の収集面でも業績を残している。日本でも広く知られている「ブンブンブン」「かっこう」「霞か雲か」も彼の収集した子供向けの歌集から採られている。
この人ブラームスとも面識がある。1853年リストやレーメニと決裂したブラームスは、ヨアヒムとともにゲッティンゲン大学の講義を受けた。シュピッタと出会ったのもそこだった。このときファーラースレーベンとも面識を得ている。「愛と春その1」op3-2と「愛と春その2」op3-3、「雲が太陽に向かって」op6-5、「ナイチンゲールははばたく」「op6-6の4曲において、ファーラースレーベンのテキストを採用している。
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