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2012年1月18日 (水)

シャウエンブルク酒宴歌集

19世紀学生歌の集大成であり金字塔。ヘルマンとモーリッツというシャウエンブルク兄弟により1858年に刊行された。兄ヘルマンは医者で学士会の会員。弟モーリッツは出版人だ。

刊行の年のうちに4版を重ねるほどの売れ行きとなった。第一次世界大戦の始まった1914年には早くも100版に達した。酒宴歌集には膨大なニーズがあったということだ。確認出来た最も新しい版は1978年の160版である。つまり100年越しのベストセラーということになる。

カルミナブラーナにまで遡るという学生歌の淵源を発して、たどり着いた一つの到達点がこの「シャウエンブルク酒宴歌集」だと申してよい。シャウエンブルク兄弟の功績の一つは、信頼できる編集人を2人起用したことだ。一人はジルヒャーだ。彼は超有名な「ローレライ」の作曲者、つまり音楽家である。今一人はルートヴィッヒ・エルクである。19世紀最高の民謡学の泰斗だ。文献と音楽の両面に巨匠を配置したということだ。学生歌集の編集に民謡学の第一人者が起用されたことそれ自体が、民謡と学生歌の密接な関係を物語っている。

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