Paukarzt
パウクアルツトと読む。学生同士の決闘に立ち会う医学部系学士会員のこと。貴族の子弟が多く所属する学士会は騎士道の精神に影響されて決闘規約を持っている場合がある。そうした規約において決闘への立会いが規定されている。決闘によって負傷した場合、麻酔無しで処置を受けねばならないとされている。
三国志には華陀に腕の処置をさせておいて、空いた腕で悠々と碁を打ち続けた関羽のエピソードがある。関羽の豪傑振りを強調するエピソードだが、処置をした華陀は、名医とされているから、医学部系学士会員のような医者の卵とは訳が違う。処置の腕前もさることながら、感染症も心配だ。
我が大学オケにはもちろん決闘規約など無かったが、コンパで名誉の酔いつぶれという場面には頻繁に出くわした。パウクアルツトはいなかったが、医学部、看護学部、薬学部などの学生も多く手厚い介抱が期待できた。
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