ゲーテの決闘
ゲーテというのはあのゲーテ、ヨハン・ウォルフガング・フォン・ゲーテだ。ドイツ最高の文豪。どうも彼は学士会員だった。あろうことか彼は決闘の当事者になっている。1767年ライプチヒでのことだ。
決闘の相手はグスタフ・フォン・ベルクマンという人物。ある劇場でゲーテがベルクマンに対して「なんだか狐くさい」と発言した。これを聞いたベルクマンが即座にゲーテに張り手をかましたという。古来より手袋で顔をはたくのは決闘を申し込みの作法だから、これに準じていたと思われる。この決闘でゲーテが負傷したとも伝えられている。
「狐くさい」は新入生を茶化す言い回しだ。ましてや相手が新入生でなかったら侮辱のニュアンスは濃厚だ。これを発したゲーテも、反応したベルクマンも「学生言葉」を理解していたことは確実だ。さらにゲーテが麻酔無しで処置された可能性も浮上する。
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