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2012年2月27日 (月)

ある仮説

大学祝典序曲の刊行にあたってそのタイトルをどうしたものかとブラームスがジムロックに相談を持ちかけた。そのやりとりの中で「ヴィアドリーナ」が候補に上がったことは割と知られている。オーデル川の別名だ。ブラームスに学位授与を申し出て大学祝典序曲誕生を促した大学があるブレスラウという街はこのオーデル川の畔に位置する。何故ブラームスは一時的にせよオーデル川の古名を念頭に置いたのだろう。

記事「学士会の名前」を考えていてある仮説に思い至った。ブレスラウ大学の中に「ヴィアドリーナ」という名前の学士会があったのではあるまいか。先般の記事で列挙した名前を見るとラテン語っぽい雰囲気の名前が多い。「ダヌンビア」や「レナーニア」のような河川名が転用されているケースもある。ヴィアドリーナが学士会の名前でも違和感はない。

よくよく考えてみるとこのことはブラームスが「ヴィアドリーナ」を一時念頭に置いた理由ではなくて、最終的に採用を諦めた理由かもしれない。ブレスラウ大学にも当然複数の学士会があった。そのうちの一個が「ヴィアドリーナ」という名前だったからこそ、採用を見送ったのだ。その学士会だけ特別扱いしたかのような印象を持たれかねないからだ。

毎度毎度のお叱り覚悟。

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