低音弦
次女の練習を聴いていて思うのは、チューニングの音がホントにまろやかで暖かくなったことだ。特にG線とD線の音が、暖かみを増した感じがする。
そんな話を次女にしていたら、思いがけない反応があった。「そうなんだよね。私高い音苦手なんだ」とつぶやく。「高い音苦手ってハイポジションのこと?」と聞き返すと「それもあるけど、E線が苦手」とポツリ。E線ではG線やD線のような暖かな感じが出にくいと言っている。「中学でトロンボーンやってから低い音に慣れてる気がする」などと言っている。1stヴァイオリンじゃなくて良かったと付け加えた。
恐る恐る「だったらヴィオラがいいんじゃない」と切り出す。「だってあんたの苦手なE線が無くて、G線の下にもっと太い弦が1本ついてるンだよ」と畳み掛ける。「うちにヴィオラあるし」というと「そうだよねぇ」と感心したように次女。「どうして最初からヴィオラ習わせてくれなかったの?」と鋭い質問。「そりゃ4歳の子にいきなりヴィオラさせる親っていないでしょ」と苦し紛れの返事。我が家の室内楽はパパがヴィオラだからとは言えずにごまかす。
中音域から低音域がお好みとは、パパばかりかブラームスとも気が合いそうだ。学生歌特集に無理やり割って入るほどの嬉しさだ。
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