十七回忌
本日は亡き妻の17回忌。
もうあれから16年たつ。ゼロ歳だった次女の年齢を見ていれば没後に流れた年月の積み重ねがわかる。長女の大学合格を墓前でお願いする展開にならなかったので、久々に受験の無い命日となる。
その妻のご加護で次女のオーケストラ活動に気合が乗ってきた。ここ1ヶ月ほど練習が質量とも充実している。家にいるときも寸暇を惜しんで楽器に触っている。大学入学後初心者でヴィオラを始めたとき、私もかなり練習したがもはやその域をはるかに超えるレベル。高校生の方が練習に割ける時間が取れる分、伸び幅も大きそうだ。
革命、三角帽子、マイスタージンガー、カルメンなど横で個人練習を聴いているだけで楽しい。チューニングのときの音質が本当に柔らかくなった。トリルがきめ細かにバランスよくきまるようになった。ヴィブラートもセンスよくかかる。重音のときの余計な力が抜けるともっといい。練習を聴いていて彼女の意図がよくわかる。聴いていて「オヤ?」と思うところでは、必ず止まって2度3度繰り返す。幼い頃からの個人レッスンの時とは意欲が180度違う。嬉々として個人練習に取り組んでいる。
おそらくこれは、部活動日常の反映。目的意識や、顧問やトレーナーの指導、仲間からの刺激が、次女を駆り立てている。
きっと妻も喜んでいる。
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