マリーフォンタッデン
ビスマルクの妻ヨハンナ・フォン・プトカマーをビスマルクに紹介した女性。ビスマルクの前に現れたとき既にビスマルクの親友モーリッツ・フォン・ブランケンブルクの婚約者だった。ブランケンブルクを通じて何回か会ううちビスマルクは彼女に惹かれ始める。同じく彼女もビスマルクに惹かれる。
信仰深く才色兼備の女性だったと伝えられるのだが、道ならぬ恋であるということは2人とも自覚していた。おそらく、その苦しみから逃れるためだろう。彼女は自らの親友をビスマルクに引き合わせた。それが後のビスマルク夫人ヨハンナだった。
1844年にマリーはモーリッツと結婚したが、何と1846年11月には25歳でこの世を去った。ビスマルクがヨハンナと婚約するのはマリーの死から2ヵ月後1847年1月のことだ。このあたりの辻褄が妙に切ない。
1847年7月28日32歳のビスマルクが結婚した。連合州議会に初当選を果たした直後、23歳のヨハンナ・フォン・プトカマーを伴侶に選ぶ。挙式は新婦の故郷で執り行われた。
男の子2人と女の子1人に恵まれた睦まじい夫婦。ヨハンナはビスマルクより3年早く70歳で死去。ビスマルクはヨハンナの隣に埋葬するように希望した。
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