ビスマルク暗殺未遂事件
プロイセン宰相ビスマルクがベルリンで暴漢に襲われた事件。幸い軽傷で命に別状はなかったが、取調室で犯人が自決したため動機は未解明。何と何とこの事件が起きたのは1866年5月7日だ。ブラームス33歳の誕生日である。
この年の6月15日には普墺戦争が始まる。もしここでビスマルクが落命していたら欧州列強の力関係は微妙に変化していたと思われる。ブラームスは普墺戦争を避けるようにスイスへ避暑に出かけるのだが、この事件のときはウィーンに居た。ベルリンからはるか離れたウィーンではあるのだが、ブラームスの伝記がこの事件に言及するのを見たことが無い。芸術家の伝記ともなるとそういうものかもしれない。
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