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2012年5月14日 (月)

さらば35代

次女の高校オケ独特の学年の数え方については記事「代数」で既に述べておいた。一昨日のスペシャルコンサートは、7度目のドイツ公演からの凱旋演奏会であると同時に第35代の引退公演であった。

だからスペシャルコンサート後、35代の生徒たちは涙にくれる。高揚感、達成感、満足感、連帯感などなどいくら言葉を繋いでも表現しきれぬ思いが涙腺を決壊させる。送り出す36代のメンバーの目にも涙があった。

それは保護者後援会のメンバーも同じこと。先のドイツツアーは、2年間ドイツに向けてコツコツと積み上げてきた準備の重みを共有する1週間でもあったから、親の心境は察するに余りある。これが伝統などとカッコをつけている場合ではない。来年の今頃には私の娘が部活を引退するから今度は私の涙腺が試される。

次女を導いてくれた35代全部思い出。コンクールでの暗譜の「ショスタコ」。スプリンクラー付きの「三角帽子」も凄かった。それらの対極にあるカヴァレリアルスティカーナ「間奏曲」の第一ヴァイオリンとオルガン。「OKINAWA」のサンシンとキリリと乾いた打音。忘れてはならないのが、アンサンブルコンテスト。「死と乙女」冒頭のピアニシモの威容。35代に遅れまいと必死の次女を見守るうちに、35代の疾走そのものを見詰めていた。いわばアイドルユニット「ING35」をドイツまで追いかけたようなものだ。「ING」は進行形でなくて稲毛だ。「うちの子」だけを追い回すモードから、早いうちに転換できたのは何よりの収穫だった。それも一昨日で全部聞き納めだった。今から来年が思いやられる。

間もなく35代と36代の2両編成で走り続けた列車から35代を切り離し、36代が前に出る。演奏会の裏方で早くも大活躍だった37代を後方に連結して走り出すことになる。その目的地、実は2014年のドイツだったりする。

一昨日のスペシャルコンサートで引退した3年生を送る儀式「引退式」が昨日開催された。ダンケシェーン35代。

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