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2012年6月27日 (水)

バイロイト音楽祭

ワーグナー楽劇を演目として毎年夏にバイロイトで開かれる。記念すべき第1回は1876年8月13日から開かれた。ハンス・リヒターの指揮で「ニーベルングの指環」全曲が初演された。もはや国家的一大事の様相を呈する。バイエルン王ルートヴィヒ2世、ドイツ帝国皇帝ウイルヘルム1世の他、ブラジル皇帝さえ含む華麗な国賓の他、音楽家ではチャイコフスキー、ブルックナー、リストらが顔をそろえた。

ブラームスは来ない。もちろん招待もされていない。

もう一人来なかった人物がいる。ビスマルクだ。ブラームスと違って招待を受けながらそれに応じなかった。ドイツ統一の前夜、バイエルン王ルートヴィヒ2世への工作のために、人を介してワーグナーに接近を図ったというビスマルクだが、ドイツ帝国が狙い通り成立してしまった後となっては、ワーグナーに用は無いとばかりに欠席をかました。ドイツ帝国成立の際に「皇帝行進曲」を献じた熱狂も、ビスマルクのこの仕打ちにより完全に冷めたと見られている。

さてさて集まったメンバーの華麗さに比して、収支は無惨だったという。15万マルクもの赤字を発生させた。およそ7500万円という赤字額はさすがのスケールだ。ブラームスの交響曲に払われた原稿料に換算して10曲分である。

第一交響曲の初演は同じ年の11月4日だ。

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