暗殺の濡れ衣
1886年6月13日バイエルン王ルートヴィヒ2世がミュンヘン郊外のシュタルンベルク湖で侍医とともに遺体で発見された。侍医グッデンの死因は王自ら絞殺した可能性が高いというが、凶行直後の王自身の死は謎に満ちている。シュタルンベルク湖の岸から少々沖に入った深さ1mほどの浅瀬。王の胃にも肺にも水は入っておらず、目だった外傷も薬物反応もないから、いろいろと死因が憶測された。
実際にビスマルクの陰謀であるという説まで取りざたされたらしく、その直後の選挙でビスマルク与党は20議席失っている。
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