ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 遭遇の可能性 | トップページ | モルトケ演説 »

2012年8月30日 (木)

万国公法

厳密に申して2系統の意味がある。

一つは「国際法」の古い言い回し。今ひとつは1860年代に翻訳された国際法の手引き書のタイトル。この書物を指す場合と国際法そのものを指す場合がある。最初は中国語版が刊行されたが、遅くとも1870年までに日本にもたらされた。開国間もない日本は、この書物を通して国際法とは何かを学んだ。国際社会の一員になるために必死で学んだと思っていい。

国際法上の正規な手続きをとって条約改正を目指した。岩倉使節団の目的は条約改正の先触れだったが、米英仏の反応は鈍い。のらりくらりをかまされたり、断られたりだ。どうもおかしいと乗り込んだドイツで、種明かしが待っていた。

ビスマルクは使節団に演説する。「列強は国際法が自国の利にならないと悟れば遠慮なく踏みにじる」と。日本の求める条約改正は、列強の既得権の返還だから、国際法の手続きを踏んでいても、やすやすとは応じないと。「最後は力でっせ」という訳だ。

目から鱗の使節団は、途端にドイツのビスマルク・モルトケに心酔する。一行の帰国した3年後、朝鮮と江華条約を締結する。武力を背景にした不平等条約だ。締結の直前には、清国に対して朝鮮半島への介入排除を約させている。李鴻章と交渉に当たった森有礼は、アジア諸国が団結して欧米に対抗しようという李鴻章に対して、「万国公法、又無用なり」と言い放つ。ビスマルクの受け売りだ。

« 遭遇の可能性 | トップページ | モルトケ演説 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 万国公法:

« 遭遇の可能性 | トップページ | モルトケ演説 »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2020年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
無料ブログはココログ