4階級特進
ビスマルクのプロイセン陸軍内での位階は、最終的には「元帥位を有する上級大将」だった話を既にしておいた。23歳のビスマルクは1828年から1年間兵役に就いた。このとき少尉に任じられていた。その後退役して故郷に戻って農園を経営していた。その後軍隊に所属していたことはないが、政界進出後1861年までに大尉になっていた。
1866年7月普墺戦争での抜群の功績を称えた国王はビスマルクを、マグデブルク郷衛軍の第7騎兵連隊長に任じた。もちろん実戦で采配を振るうことはない名誉職。位階は少将だ。大尉で昇進は止まっていたから、少佐、中佐、大佐を一気に飛び越えての少将だ。前年にはザクセン・ラウエンブルク伯爵に叙せられていたのに、さらに4階級特進をもって報いるほどの功績だったということだ。
ビスマルクの国会での演説はタキシードだったのだが、これ以降軍服での登院が多くなる。
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