サントゥッツァ
マスカーニの歌劇「カヴァレリアルスティカーナ」は一幕もののオペラ。2組のカップルが織り成す愛憎劇。「よせばいいのに」が2つと「案の定」と「後の祭」が各1個で構成される。1890年5月17日ローマで初演。
よせばいいのにいまや亭主持ちの昔の女にちょっかいを出す男。これまたよせばいいのにそれを女の亭主に告げ口する女。案の定男が復讐に走る。告げ口をした当人が教会で懺悔するものの後の祭。オペラのラストで人が死ぬというカルメンのパターン。イタリアはシチリア島での実話が元になったらしい。
全一幕の中盤に間奏曲が置かれている。告げ口をした女が教会で懺悔するシーン。全曲でもっとも有名な部分。ソプラノかメゾソプラノが演じるこの女の名がサントゥッツァ。
先般次女たちのオケの美術館コンサートでも演奏した。先代の35代もドイツで演奏し、届いたばかりのCDを改めて聴くとこれが絶品。次女たち36代も今後この曲に取り組んでゆく。
娘たちにピッタリの曲。ヴァイオリンの繊細な音色で勝負する曲。彼女たちオケの本領はこういうところにある思わせる十八番。きっとこれから何度も聴ける。
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