文化祭コンサート
次女の通う高校の文化祭。オーケストラのコンサートがあった。
毎度毎度文化ホールにいっぱいの聴衆の前で演奏を披露した。ハチャトゥリアン作曲「仮面舞踏会」の「ワルツ」が初のお披露目だった。ちょっと上品過ぎた感じ。もっとおどろおどろしい雰囲気を強調してもいいかも。収穫はコンサートミストレスのソロを聴かせてもらったこと。短いソロだったけれどメリハリと情感のバランスが良くて惹き込まれた。訴えるものがある音色でブラ1のソロなんか弾かせてみたい。
ボロディンも商業祭に比べると4楽章の熟成が進んだ。いよいよコンクールまであと1ヶ月。ここから勝負の時。がんばって欲しい。
忘れてはならぬことは合唱団。オーケストラの一つ前の公演だったから場所取りをかねて聴かせてもらった。昨年の素晴らしい演奏はまぐれではないとわかった。また今年も出色の出来。人の声のハモリの美しさに改めて気づかされた。とりわけアカペラで歌われた「ふるさと」が圧巻。ドイツ公演のアンコールを思い出したが、そこはさっすが合唱団。表現の引き出しが半端ではない。女性ばかり30人のかもし出すハーモニーの奥行きにただただ脱帽。
次女はいつもの通り淡々とコンミスをガン見しながら弾いていた。指揮者の左膝前の位置が板についてきた。
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