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2012年9月24日 (月)

オーケストラの輪切り

昨日、次女の高校オケが福祉施設で演奏会を開いた。敬老の集いにアンサンブルをお届けというニュアンス。いつもと少し違うのはその内容。オーケストラの15のパートが持ち時間3分で、アンサンブルを披露した。普段「さんぽ」に乗せて楽器紹介をしているのだが、本日はさらに深くおのおのの楽器たちに目を凝らすという趣向。

聴衆は車椅子のお年寄りばかり50人くらいおられたかもしれない。次女たち高校生がそれぞれに趣向を凝らしたあっという間の1時間。最初緊張していたお年よりたちが時と共にリラックスして行くのがわかる。拍手の厚みが次第に増してゆく。

先頭は9名のチェリストによるアンサンブル。弾く方も聴く方も緊張気味。トロンボーン・チューバの「グリーンスリーヴス」の芳醇な和音で気分もほぐれてきた。コントラバス5本による「花」が、とても良かった。親しみ深い旋律の後ろで凝った伴奏をしている。大きな楽器を軽々と操る姿、胸熱だ。

初心者が多いと聞いていたファゴットは格別だった。あまり知られていない作曲家の知られていない曲をファゴット3人でアンサンブルだが、この楽器の特性が手際よく紹介される内容で、聴き応えがあった。どうかなあと思っていたら、最前列の方から「ありがとう」と声がかかる。やはり伝わっているんだと感心。トランペット、クラリネット、オーボエ、フルートなどアンサンブルの質の高さはさすが。ホルン5人によるビートルズ「ミッシェル」も、コクがあってよかった。そして料理番組のメロディをアレンジしたパーカッションで最高潮に達した。ボウルやシャモジ、包丁とまな板を楽器がわりに用いたコミカルな演奏。エプロンをつけて入場しただけで「かわいい」という声がかかっていた。

次女たちセカンドヴァイオリンは、そのバカ受けのパーカッションの後だから心配したが、杞憂だった。次女堂々たる弾きっぷり。なんだか嬉しくて直視できなかった。「キラキラ星の主題による変奏曲」というチョイスもよかった。何と言っても参加団体の中では唯一の暗譜演奏に痺れた。聴衆のお年寄りたちへのというよりは、オケの仲間へのまたとないアピールとも映った。

どのパートも演奏中は濃密なアイコンタクトの応酬が見られた。あわせることの喜びに満ちた演奏の雰囲気はなぜかお年寄りたちに伝わっていたと思う。司会を含む全体の進行は相変らず美しい。そのあたりの手際も鑑賞の対象でさえある。

ラストは、ドイツでもやった「ふるさと」。少々横長のスペースに全員が並んでの演奏。指揮者の合図で皆が歌った。涙を流す人もいた。演奏後思いがけずあちこちから「アンコール」の声がかかる。片方に固まっていた歌唱隊を均等に振り分けて再度「ふるさと」。カードの贈呈、写真撮影など笑顔の時間が続く。

最高齢の方が103歳だった。そして82歳と98歳の方2人が、なんとなんとなんと、次女たちの通う学校のOGだった。濃密な濃密な1時間を過ごし、いよいよモードはコンクールへと切り替わる。またとないエネルギーを注入された貴重な体験。

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