フランク王国統一
ベルリンの壁崩壊からわずか1年後に東西ドイツ統一が実現したとき、あまりのスピードに驚いたものだ。旧東ドイツの各州がドイツ連邦に加盟するという方式であっという間に実現した感じがした。ソ連の寛大な対応もさることながら、常にドイツの強大化を恐れ続けてきたフランスも拍子抜けするほど大人の対応に終始した。戦後西ドイツが地道に繰り広げてきた外交の賜物だといわれている。
統一からこれまたわずか3年後の1993年ヨーロッパ連合が誕生した。東西ドイツ統一の時に生まれた独仏の信頼関係無しにEUの成立は無かったと思う。つまりこれは「槍族」と「短剣族」の歴史的な和解だったと思う。カール大帝の孫の代に3分裂したフランク王国がおよそ1200年の時を経て再現されたようなものだ。
各々の加盟国が国家的独立を保ちながら緩やかに連携するのという形は、ドイツが中世以来続けてきた形と被って見える。
<てぃんぱにゃー様
ありがとうございます。「いいね」100回分のコメントです。
「ためになる」自信はありませんので、「楽しい」方を目指します。
投稿: アルトのパパ | 2012年10月 4日 (木) 19時34分
先日来のドイツ史、大変楽しくてためになります!特に今日のは目からウロコです。
facebookなら「いいね」連打です(どっちにしても連打はできませんが)
投稿: てぃんぱにゃー | 2012年10月 4日 (木) 08時27分