ノイポムメルン島
1884年にドイツはビスマルク諸島を植民地化した。現在はパプアニューギニア領。もちろん時のドイツ帝国宰相ビスマルクにちなむ命名。
ノイポムメルン島の名前は現在の地図では見当たらない。ビスマルク諸島で最大の島がノイポムメルン島と呼ばれていた。およそ九州くらいの大きさ。第一次大戦でドイツが敗れてオーストラリア領となり、現在の呼び名はニューブリテン島。
ポムメルンというのは現在のドイツとポーランドにまたがるバルチック海沿岸の地域名。それに「ノイ」つまり「新」をかぶせた命名だ。近所には「ノイメクレンブルク島」もある。ドイツ領だった時代には、ドイツ風の地名で呼ばれていた。
ここは日本とも関係が深い。太平洋戦争中の日本軍の最前線の島だった。島の北の端にあったのが、有名なラバウル基地である。ゼロ戦好きの私にはなじみの場所。本当に短い期間だが日本は事実上ビスマルク諸島を占領していたということだ。
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