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2012年10月23日 (火)

貴族のvon

名前の中に「von」が混入している人がいる。文豪ゲーテ、指揮者カラヤン、撃墜王リヒトホーヘンなどすぐにいく人か思いつく。ブラームスと結婚寸前までいったアガーテ・フォン・ジーボルトや、濃密な往復書簡で知られるエリザベート・フォン・ヘルツォーゲンベルクなどがブラームスの伝記にも登場する。これらの「von」はほぼ貴族のしるしと思っていい。ベートーヴェンは「van」だから貴族のしるしではないので注意が要る。

さて「von」には前置詞としての機能もある。英語で申せば「from」だ。「ハイドンの主題による変奏曲」という場合の「による」は「von」である。あるいは後続に地名を従えて出身を現す。この地名特定こそが「von」本来の意味だったという主張には魅力を感じる。「どこそこの誰それ」という表現がドイツ民謡にある。「ターラウのエンヒェン」は「Annchen von Thalau」だ。本日話題の貴族のしるしとしての「von」はこの用法の行き着いた先だという。この用法に説得力を感じるには理由がある。日本でも事情が似ているからだ。平安末期に台頭して鎌倉時代から約700年君臨した武士たちは、「一所懸命」という言葉でも判る通り、所領との結びつきが強い。本拠地の地名がいつしか苗字として定着して行く。「足利尊氏」「新田義貞」を持ち出すまでもなくこのパターンは多い。先のドイツ語の例に照らせば「尊氏von足利」「義貞von新田」ということになる。

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