貴族のzu
日本とプロイセンの不平等条約「日普修好通商条約」を締結するために日本を訪れたプロイセンの外交官に、フリードリヒ・アルブレヒト・ツー・オイレンブルクがいる。オイレンブルク伯爵と呼ばれることもある。締結は1861年1月24日だったとはしゃいだこともある。
さらに1862年12月に内相に就任している。ビスマルクの直属の部下だ。当然ビスマルクとの交流もあったので面白い証言をしてくれることがある。ビスマルクのワーグナー観を示すエピソードなのだが、過激なのでワーグナーの名誉のために省略する。
この人の名前の中に「ツー」がある。言語では「zu」となっている。見慣れないのだが「von」と同じく貴族であることを示しているそうだ。「von」が付く貴族の方が大元の格式は上だったらしいが、決定的な説明にありつけていない。
そういえばブラームス晩年の友人に、ヴィクトール・ミラー・ツー・アイヒホルツがいた。この人も貴族の出と紹介されているが名前の中ほどに「ツー」が入っている。
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