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2012年11月19日 (月)

余韻

次女のオケが全国大会で金賞を受賞した余韻にまだ浸っている。審査員の先生方の講評を読むのもそのうちの一つだ。私宛に直接メールをくれた人もいる。さらに11月12日の記事「全国大会」には2つの嬉しいコメントが寄せられた。

一件目は、「m」と名乗る人物。今回のコンクールでは次女たちの次の学校もボロディンの第二交響曲の第4楽章を演奏した。課題曲でもないのに2校続けてとはかなりな奇遇。コメントの主は我々の次にボロディンを演奏した学校の部長さんだった。一読した印象で顧問の先生からの書き込みかと早合点したが、よく読むと表彰式で娘らのオケの部長副部長に話しかけたとある。むむむ。表彰式でステージに上がったとなると顧問の先生ではなくて生徒ということに他ならない。背筋に電流が走った。何というバランスのとれた文体だろう。顧問の先生からの書き込みと思い込んだのはその落ち着き払ったトーンのせいだ。冷静にして沈着だが、熱意も気迫も伝わってくる。次女たちの演奏後すぐに帰路に着く予定だったが、同じ曲だからと言うことで踏みとどまった。もし聴かずに帰っていたら取り返しのつかぬ失態を演ずることになった。この熱いエールに返信する資格を失っていたところだ。

2曲続けて同じ曲というのは、後から演奏する側のプレッシャーは尋常ではあるまい。前の学校が自分らと同じ曲を演奏するのを舞台袖で聴かされると言うことだ。ボロディンに挑む困難は多少なりもわかっているつもりだが、さらにそうしたプレッシャーをはねのけての演奏だった。部長さんのこの姿勢はおそらく彼ら全体の水準の反映に違いあるまい。年末のオケフェスでまた聴かせてもらえたら嬉しい限り。

二件目は、名無しの人物だが、コメント内容から次女たちの2学年上のOGだと判る。全国金賞の知らせを聞いて私のブログに辿り着いてくれた模様。現役生たちの苦労を思うと落涙寸前だったとまで書かれている。まだ大学1年生のハズの彼女の書き込みもまた慈愛に満ちたものだ。保護者の協力あってこそと持ち上げてくれるがとんでもない。むしろ後輩の快挙を我がことのように喜ぶ先輩の方がよほど貴重だ。

私はこの2件のコメントを繰り返し繰り返し読んでレスを打った。親としてこれらの熱い思いに過不足無く答えようと肩に力が入った。熱い余韻。

さて、全国大会とそれに継ぐ修学旅行をいいことに次女のオケネタが続いた。親バカなら誰にも負けませんとばかりにずっと続けるくらい朝飯前なのだが、修学旅行から昨日帰宅したので今日の記事をもって一旦けじめをつけて、明日からまたドイツの歴史に戻ることにする。

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コメント

いえいえ、ご丁寧に返信して下さりありがとうございました。

<m様

コメントありがとうございます。親バカなブログ運営者にとっては、嬉しい内容です。そうおっしゃらずに大学祝典序曲にもいつか挑戦なさってください。

それにしても4行目以下は超難問です。「滅相も無い」という感じです。私は「単なる音楽好きのおじさん」な上に「親ばか補正」かかりまくりですので、貴殿の気迫は荷が重いです。

ご期待に添えず申し訳ありません。

丁寧なご返信ありがとうございます。

ブラームスは少し前に悲劇的序曲をやりましたが、大変難しい曲です。大学祝典とは違い醍醐味があるのですが、ボロがでるとすぐ分かってしまうので一生懸命練習した記憶がございます。(自分はコンバスです)

直接会ったことはありませんが、お願いがございます。

うちのオケは3月の定期演奏会に向けてボロディンや1812年中心に練習していますが、もしよければ、千葉女子さんの練習方法とかもっとうまくなる秘訣を教えていただきたいです。メールアドレスを添付したのでそちらに返信していただけると助かります。

無理ならばしょうがありませんが、宜しくお願いいたします。

p.s.うちの学校はオケフェスA日程なのでB日程での演奏が聴けないのが残念です。

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