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2012年11月21日 (水)

ツァイス

1816年イェーナ生まれの技術者でカール・フリードリヒ・ツァイスという。1846年故郷イェーナに顕微鏡製造会社を設立し1880年代にはこの道のトップ企業となる。今でもレンズや光学機器のトップメーカーの座にある。サッカークラブのイェーナを傘下におくが今年は3部にも入れていない。

コッホによるさまざまな病原菌の発見は、1880年代だ。ツァイスの顕微鏡の功績は明らかである。

  • さて、森鴎外「独逸日記」1885年8月23日の記事に鴎外の言い訳が現れる。最近バカンス旅行が流行している。お金が無いのを悟られないために無理やりバカンスに出かける婦人も多いとある。夏のバカンスのこの時期、鴎外自身も郊外に出かけたいのだが節約のためにあきらめている口ぶり。節約の目的が顕微鏡だったと明かされる。友人に自慢したいほどの高性能なのだが、値段も「廉ならず」と嘆く。500マルクだと言っている。当時の鴎外の俸給が年間3000マルク程度だから、2か月分に相当する。当時のライプチヒの下宿代が月100マルクだったから顕微鏡1台に500マルクはかなりのものだ。
  • そしておそらくこの顕微鏡はツァイス製に違いない。

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