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2012年12月 5日 (水)

第四帝国

エコノミスト12月11日号は欧州の経済危機を特集している。ギリシャに始まった経済危機が、スペイン、イタリアを呑み込み今やフランスさえ脅かしかねないという論調で、複数のアナリストの記事が紹介されている。ドイツとともにEU統合の中核となったフランスさえも安泰ではないとなると、EU域内におけるドイツの優越性がますます高まりそうだという。

各国に増加中の失業者は職を求めてドイツに集まる。ドイツは彼らを安い労働力として雇用し、製品を輸出する。もしドイツマルクが健在なら、為替がマルク高に動いて、輸出産業が打撃を受けるのだろうが、統合通貨ユーロは必ずしも一方的に強い訳ではないから、ドイツの輸出産業はユーロ安の恩恵を受ける。つまりは強者ドイツに資金が集まり続ける仕組み。

こうしたドイツの一人勝ち状態を指す比喩が「第四帝国」だ。ナチスが標榜した「第三帝国」の後釜という意味とも取れるから、言われた側に不愉快と感じる人も現れかねないが、説得力は感じる。ビスマルク率いるドイツ帝国も、ヒトラーの第三帝国も、武力を背景に欧州に覇を唱えようとしたが、このたびの「第四帝国」は軍事力とは無縁だ。無縁ではあるのだが、破綻に瀕した国に対して金融支援を送った後は、その被支援国に対する影響は否応無く高まる。自前の軍隊を駐留させるわけではないのに、事実上ドイツ支配下になる。

ドイツの歴史に少し親しんだおかげで、こうした比喩に実感が伴うようになった。

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