ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 第三帝国 | トップページ | ドイツ三部作 »

2012年12月 2日 (日)

三国干渉

日本の歴史に出てくる。日清戦争の戦後処理・下関条約で日本が清国の遼東半島の割譲を受ける決定に対して、ロシア、フランス、ドイツが同決定の取り消しを勧告したこと。結局日本はこの干渉に屈し、勧告の中心となったロシアへの敵対心を募らせたというが、どっちもどっちで日本及び欧州列強の単なる身勝手だ。

当事国の一つドイツでは、日清戦争について関心が高かったという。ドイツの熱烈な愛国者ブラームスも、政治外交ネタが嫌いではなかったらしい。さる集まりで日本と清国の開戦が話題になり、「眠れる獅子・清国を前に弱小国日本なんぞ一ひねりだろう」というのがおおかたの予想だった。何とブラームスは、日本が勝つだろうという見解をしめしたそうだ。さらにその終戦処理を巡って列強が横やりを入れる可能性まで仄めかしたという。

「ブラームス回想録集」第3巻チャールズ・ウォリアーズ・スタンフォードの証言とある。

超一流の外交センスなのか、単なる判官贔屓なのか知るよしもないが、事実とすれば大したモンである。

この千年犬猿の仲だったハズのドイツとフランスは、極東の島国日本の大陸への進出を阻止するためには、共同歩調というのが面白い。

« 第三帝国 | トップページ | ドイツ三部作 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 三国干渉:

« 第三帝国 | トップページ | ドイツ三部作 »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ