オーケストラフェスタ
昨年に引き続き、仕事納めの日が娘の出番と重なった。迷わず早退の悪いパパ。
世の中冬休みに入って、駅伝、サッカーあるいはラグビーなど高校生スポーツの全国大会も目白押しだ。スポーツの分野における高校生は、しばしば大人の観戦者たちを感動させるけれどオーケストラフェスタはそのノリに近い。
最終日の最終演者だから参加70校の大トリ。演目はボロディン作曲交響曲第2番第3楽章および第4楽章。最終的には全楽章の演奏を目指す中間点。後半2楽章がようやく全貌を現した。
第3楽章のゆったりと揺蕩う旋律は彼女たちの本領だ。ハープのモノローグ、弦楽器の確たる刻みなど聴かせどころは多い。クラリネットとホルンに絶妙のソロがある。セカンドのブジッジでなだれこむ熟成を重ねた第4楽章は、郡山の全国大会に比べて、輪郭がくっきりした感じがする。細かい音符の場面で弦楽器の粒立ち感が増した。金管楽器のコラールが幅と深みを加えた模様。交通整理が進んだ結果、いっそうメリハリがついたと申しては正確で無い。透明感が増したというニュアンス。郡山のときより演奏が流れている感じだった。連続「sul G」の気迫と節度の絶妙なバランスは、奇跡の域だろう。
この先これに第一楽章と第二楽章が加わる小出し感がたまらない。
驚いたことに本日のこの記事は、次女の関連ネタを集めたカテゴリー「766 次女」の205本目の記事となる。2033年5月7日ブラームス生誕200年のゴールに必要な記事の2%を荒稼ぎした計算だ。さらに申せば昨日の記事「セカンド覚書」でカテゴリー「743 高校オケ」は記事100本に到達した。同カテゴリーは、次女の高校入学オーケストラ入団とともに、関連記事の集約を目的に新設した経緯がある。あれから1年半と少々で100本に到達したということだ。
うれしい報告がまだ続く。昨日の午前中にブログ「ブラームスの辞書」への年間アクセスが90000件に到達した。携帯電話からのアクセスを抜いた数で、ブログサイドバナー表示のアクセス連動する値。ブログ開設以来の新記録。従来の記録は2008年で83946アクセスで一日平均229.3件。年末ギリギリに90000に届いた。1日平均に直すと246件。
次女のオーケストラがここでも多大な貢献をした。次女のオーケストラ生活は2011年4月に始まったのだが、2年目の今年、ドイツ公演後にオケ関連記事へのアクセスが増えた。さらに次女の通う学校の実名に言及したことで、さらに訪問者が増えた。
オケフェスは終わった。次はピアノ五重奏だ。
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