Mayerling
ウィーンの南西およそ30kmにある街。1889年1月29日オーストリア皇太子ルドルフは、当地にある狩の館で、17歳の伯爵令嬢とピストル自殺を遂げた。謎の多い事件で暗殺説もある。ウィーンを揺るがす大事件だから当然ブラームスの耳にも入っていたに違いない。真相の解明は手に余るとして別の疑問がある。
この綴りをカタカナに転写する時、最後の「g」は濁るのだろうか。どうも濁って「グ」としているケースが多い。語尾の「g」を濁らないのはドイツ語の約束と心得ているし、大抵その約束が守られているのだが、どうもこれだけは「マイヤーリング」と書かれていることが多い。不審である。
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