瀬を早み
百人一首、崇徳院の御製。
瀬を早み岩にせかるる滝川の割れても末に会はむとぞ思ふ
亡き父の得意札でもあった。ここで言う「瀬」は川の浅いところ。徒歩で渡ることも可能なくらいの浅さ。反対語は「淵」となる。で流れの緩やかなものを平瀬といい、流れの急な場合は早瀬といったらしい。
徒歩で渡れる浅瀬はドイツ語では「furt」だった。フランクフルトはマイン川の浅瀬を意味する地名だった。古いチェコ語では同様な場合に「Prahy」という。これがなんと首都「プラハ」の語源としての通説になっている。プラハはモルダウ川の浅瀬を起原に発達した街ということになる。話が上手すぎて眉唾だ。
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